瞑想

 瞑想とは、心を静め何かに集中することで無心になることであり、目を閉じて深く静かに思いを巡らすことで、マインドフルネスの開発に通じると言われています。

 

 宗教的な考え方では、静かに復唱する単語や音を用いて入り込む雑念を追い払うといわれており、ヨーガではただ一点に集中させ続けることによって、瞑想の対象の一体となり、究極の智慧そのものとなるといわれています。

 

 効果としては、上頭頂葉後部の低下、血流の減少、メラトニンやセロトニン濃度の上昇、コルチゾールやアドレナリン濃度の低下が確認されていて、これは、リラックス状態を表しているという研究結果が報告されています。

 

 心理学的には、健康を導き、感受性を高め、不安を軽減し、アルコールや薬物の乱用を抑え、特定の恐怖症や精神疾患に有益であるといわれています。
 瞑想をより効果的に行うには、音、服装、場所などリラックスできる環境が大切です。

 

 私は、パワーカラーブリージング(色の呼吸法)やパワーカラー体操も瞑想の一つであると思います。

 

 2019年11月より さいたま市で、ナチュラクティブ ヨガの、朝ヨガクラスを始めることになりました。

呼吸と呼吸法

 呼吸は私達人間にとって生きていくうえで欠かす事のできない行為で、日常生活のなかで無意識的にそれを行っています。呼吸を意識的に、そして規則的に行うことで健康上での大きな効果・効能を期待することが出来ます。例えば心身のリラックス、脳の活性化、病気の予防、整腸作用、血行促進、ストレスの緩和、精神の安定、集中力の向上、瞑想に有効的だといわれています。そして、内なる生命エネルギーを高めて全身に行き渡らせる事は、心身を効果的に働かせて、自律神経を意識的にコントロールすることができるともいわれています。また最近アメリカで、ネガティブな思考ではなく肯定的で建設的なポジティブな思考になるように自分自身をコントロールすることに呼吸法が、非常に有効的である事が発表されました。

 

 呼吸法には、いくつかの種類があります。ここでは特にポピュラーな3つを紹介させていただきます。

1.腹式呼吸法・・・空気を吐く時にお腹を引っ込めて横隔膜を押し上げ、吸う時にはお腹を膨らますことで横隔膜を下げる呼吸法です。

 

2.逆腹式呼吸法・・・意図的に腹式法と逆のお腹の動きを行う呼吸法です。吸気では胸郭が大きく開き、吐くことで横隔膜の収縮と呼気筋との抵抗によって腹圧がかかることによって、『第2の心臓』とも呼ばれる腸管神経に刺激を与え整腸促進作用があるといわれています。気功やヨーガで用いられています。

 

3.胸式呼吸法・・・胸郭の拡張と収縮による呼吸法です。ピラティス・メソッドで用いられています。

 

呼吸とリズム

 次に呼吸をする時の鼻と口の使いかたで、最もポピュラーな方法を紹介させていただきます。

まず動作を3つに分けて考えてみます。

 

 ①鼻から息を吸い込む。

 

 ②呼吸を止める。

 

 ③口から細い糸を送り出すイメージで、息を吐く。

 

 次にこの3つの動作をリズム良く行います。この時に➀、➁、③それぞれの動作が、

 

 ①:②:③=1:1:2

 

となるように無理なくスムーズに行うようにします。

 

例えば ①=3秒、②=3秒、③=6秒となる感じです。

 

 この秒数を自分の好きなように調整しながらリズムよく10セット以上、目覚めた後や就寝前、気持ちを落ち着かせたい時に行うのが良いとされています。ご参考ください。

パワーカラーブリージングの実践

 私は日常、パワーカラーブリージングを通して、1日10分間は瞑想できる様に心がけて過ごさせていただいています。また、半身浴をしながら瞑想する事も有ります。今日もゆっくりとハーブバス(ハーブ類、塩、お酒、花等)に浸かろと考えていましたら、普段と違うパターンが頭によぎりました。一つは、時間を計りながら、自分を知る事。そしてもう一つは、胡座をかく際の足を左右どちらを上にするかで、何か違いがあるのかを検証してみようと思いました。

 

 ゆっくりと気持ちを落ち着かせて、しっかりとリラックスしてから、ブリージング~アファメーション~瞑想状態に入っていきました。

 

 まず姿勢を整えてすぐに身体のブレ・クセに気がつきました。何となく気になっていたのですが狭い浴槽の中であぐらをかいて確信しました。それは、身体のねじれ・傾き・強張りです。右足上の状態と左足上の状態では全く感覚が違い違和感すら感じます。一つ課題をいただきました。最初に、右足下・左足上の状態から始めました。時間は、約20分で、耳に入る水が物凄く気になり瞑想を辞めました。では、水が無かったらまだ継続することができたのか?今私には、そうは思えません。集中力の限界だった様に思います。
 一般的に集中力維持は、20分ぐらいと言われているので、私の集中力は平均的と捉えることができました。約15分のインターバルを取り、次は逆足の左足下・右足上の状態で行いました。今度は、体温の上昇から気が散った為に瞑想を辞めました。時間は、約9分30秒でした。様々な要因によるとは思いますが、これが今回の結果です。

 

 そして、一つ目の検証である自分の集中力の維持可能時間を知ることができました。また何かを行っていて、その状態が自分の限界に近づいた時、何か理由付けをしてその状況からの逃避を正当化しようとする自分の心理に気が付くことができました。私は、この瞑想を定期的に行い変化があるのかを検証・体感していこうと思います。

 

 次に、姿勢による違い・変化の検証です。これには、私が思っていたの以上に面白い違いがありました。それは、思考力についてになります。あぐらかいた場合、下になる足の方が刺激を感じように思います。そして、右足が下の時には、「何をすべきか!」の様に明確に判断・分析する思考が高まり、左足が下の時には、「どのようにするべきか?」の様にアイデア・創造的な思考の高まりを感じました。これは、右脳と左脳に対する刺激なのか?断言する事はできませんが、私は関係性があると信じます。

 

 個人の感想になってしまいますが、パワーカラーブリージング~瞑想による心と思考力・脳への刺激は、私にとって非常に神秘的で興味深いです。

 

 パワーカラーブリージング後は、気持ちはスッキリ、意識もハッキリとし、なんとも言えない気持ち良さでした。半身浴で行うことは、湯冷めや体調への影響もありますので、決して無理の無い範囲で行なってください。

 

 皆様の心身の健康に、お役立て頂けたら幸いです。