オレンジパワーカラー

 オレンジ(橙)は、太陽やロウソクの火の様な穏やかで暖かいエネルギーを与える色です。赤と黄の2次色(混合)であるオレンジは、2色の特性が融合しています。

 

 オレンジの特徴の一つは、好奇心です。オレンジのエネルギーが整っていると、自分から進んで行動する意欲や、実際に探究する姿勢を生み出します。そして、創造的に時間」を過ごす能力と、身体が何を必要としているかに気付く能力を与えてくれます。

 

 また、オレンジは、自律神経に作用し腸の調子を整えることで、食欲を促したり、血液中のブドウ糖の濃度一定に保つインシュリンの分泌を促したりしてくれます。そして、副賢皮質ホルモンをバランス良く分泌し、抗炎症作用・免疫抑制作用・抗ストレス作用・代謝作用などをもたらし、健康増進に役立つ働きがあります。

 

 ストレスを感じている時やショックな出来事の後に、オレンジを身につけたり、身近に置くことで、身体のバランスを整える助けになってくれます。

 

 オレンジの暖かい光は、傷ついた心に勇気を与える効果や、人々の心を開き陽気で親しみやすい気持ちにさせる効果があります。


カラーダイアリー

 これは、私の近所に住むご主人(80代前半)のお話しです。 
 彼は大変なお花好きです。彼の家はいつも色とりどりのお花に囲まれていて、通る人に心の安らぎを与えてくれています。

 

 また、彼は非常に愛妻家で、来る日も来る日も、どのような天候であろうとも自転車で朝から夕方まで入院中の奥様の看病に通っていました。しかし、約2年後、残念なことに奥様は亡くなってしまいました。彼も彼の家も落ち込んでしまっていたのは、言うまでもありません。

 

 それから、半年が過ぎたころです。ご主人が、白と赤が好きだと私に話しながら一緒に花壇をみると、そこは、色鮮やかなオレンジの世界でした。その時私と彼は、「あれっ?」と、一瞬「時」が止まりました。
そうです。彼は、園芸屋さんで自分でも無意識的に、オレンジを求めオレンジの力によって癒されていたのです。

 

 私は、このオレンジパワーカラーヒーリングとフラワーセラピーが、大きなショックを乗り越え前向きに生きようとする、彼の心の支えになっていたと思っています。

 

 今ご主人は、摘んだ花を花瓶に活け、ベンチを置き近所の人やお友達と穏やかな時を過ごしています。