ストレス軽減とパワーカラーヒーリング

 『ストレス』と聞くと私は、不快なマイナス・イメージを思い浮かべてしまいます。そして、日常生活で感じている様々なストレスが、あらゆる病の原因ではないのかと感じています。
実際に行われたアンケート調査では、84%の人が仕事でのストレスを感じているという結果が出ています。

 

 今回は、なぜパワーカラーヒーリングがストレスの軽減と悩みに対して、有効的に働きかけるのかを説明させていただきます。

 ストレスには、2種類のストレスが存在します。1つは、私達の心身に有益な、快ストレスです。このストレスに対する反応は、私達の祖先が狩猟をする際に、心身の能力を1時的に高めまた、ダメージを最小限に抑える為に進化した身体の機能が起源になります。
そして、もう一つは、真逆の不快ストレスです。現代人は、この不快ストレスをいくつも重ねて、そして継続して感じてしまう事で、病気や突然死の原因を誘発してしまいます。

 

 私が、ストレスが2種類存在すると知った時、頭に光と影、プラスとマイナス、陰と陽という言葉が思い浮かびました。そして、パワーカラーヒーリングでストレス反応を癒し、転換し、回避することができると感じました。

 

 私達に顕れる不快ストレス反応は、脳の扁桃体が不安や恐怖を感じる事で、体内の副腎からストレスホルモンが分泌され、自律神経が活発に動き始めます。そして、これらの働きの影響により脳出血や心不全が起こります。また、慢性的なストレスホルモンの過剰により、脳の海馬を構成する神経細胞が破壊され鬱病を引き起こします。

ストレスが関係する主な病気

 

・蕁麻疹、アレルギー
・胃炎
・胃潰瘍、12指腸潰瘍潰瘍
・エコノミークラス症候群
・脳卒中、心筋梗塞
・糖尿病
・鬱病

ストレス対処法

 私は、ストレスが2種類で光と影と捉えるならば、その源は一つであると考えます。
ですので、その原因であるストレッサーに対する考え方、見方、捉え方を少し変えてみるだけでも、その反応や結果は変化すると思います。

 

 実際にアメリカの健康心理学者が行った研究では、ストレスの認識の無い人の健康に害はなく、ストレス反応を肯定的に捉えることで肉体的反応を抑制できると結果がでています。そして彼は、ストレスはその捉え方次第では、全く健康に害が無いと主張しています。

 

とは言っても、簡単では無いかもしれませんが、心から本当に望む気持ちがあるならば、誰にでもすぐにできることだと思います。なぜなら、必要なのは、自分の思考をコントロールする意思の力だけだからです。
そして、もし、その上手くいかなかったとしたら、別の方法を試してみるだけのことです。

 

 効果的な方法で推奨されているのが、『コーピング』です。ここでは、簡単に説明させていただきます。

ストレスに見合った気晴らしの方法を一つでも多く考え、ストレスを感じた時に実際にそれを行い、自分自身を徹底的に観察して、気分と行動の関係を理解し、自分に最も合う気晴らしの方法を見つけていく方法です。
この感覚を身につけてしまえば、自己をコントロールし易くなります。
また、脳科学的には、自分自身を徹底的に観察し認知する事により、前頭葉が活性され扁桃体の活性を抑制し、心の健康を取り戻すことができるといわれています。

 

 私は、子供の頃から静かで落ち着いた空間を好み、今でも人混みや騒音は得意ではありません。ですので、イヤホンをしたり、メガネを掛けたり、本を読んだり、身体を動かしたり、イメージングをしたりしています。自分自身を理解すれば、ストレスを回避すること決して難しく無いと思います。ただストレスに晒されていたのでは、病気になってしまいます。ですので、何かしらの行動が必要だと思います。そして、一つだけ注意しなければならないのは、自分がストレッサーにならないことです。これは、非常に大切なことだと思います。

 

 主な ストレス対処法として、3Rが推奨されています。
Rest(休憩)
Reraxation(リラクゼーション)
Recreation(レクリエーション)
趣味や娯楽を通して、気晴らし、笑いを体感し、発散することができます。。

 

 そして、特に効果的な方法は、適度な運動と瞑想です。

 運動は、心臓病患者に対して少しの付加で軽く息の上がる程度の動きを30分。週に3回位のペースで定期的に行った実験で自律神経の興奮が治り、正常値になった結果が出ています。

 

 この実験から、運動をすることによりストレス反応の暴走のきっかけである自律神経の興奮を阻止し、心臓、脳、肝臓などの臓器を守ることに繋がることが分かりました。

 

 瞑想は、今世界中でストレス対処法として注目を集めています。その中に、心理療法に基づいたマインドフルネス・ストレス低減法というものがあります。
 リラックスした状態で背筋を伸ばし、自らの身体と呼吸への意識に集中する事で雑念を払います。
脳内を『今』だけの状態にし、コルチゾールの分泌を抑え、海馬の回復と扁桃体の減少を促す方法です。毎日、10分程度行うのが一般的です。
8週間の研究プログラムで、身体の不調は35%、心の不調は40%が軽減される結果がでています。

 

 では、なぜ瞑想がストレス対処法に有効かを簡単に説明させていただきます。

 私達の心理状態には、マインド・ワンダリング(心の迷走)といわれる状態があり、過去の記憶や未来の想像を行うことでストレスを生産し、自らの思考によりストレスにさらされ続けてしまいます。

調査結果では、実に1日の47%がマインド・ワンダリング状態であることがわかりました。私自身を振り返っても、この調査結果に納得ができます。日常生活では、色々と考えをしてしまい『今』に集中できていないことが多々あります。
そして、瞑想やマインドフルネス・ストレス低減法では、『今』に集中することで、ストレスの連鎖反応を止めることができます

 

 

 この他の対処法には、ストレッサーを避ける(環境改善・根本的な原因の解決)、温泉、睡眠、援助などがあります。

 

 以上のことを考慮して、パワーカラーヒーリングがストレス対処法にとても有効的なことが分かります。

 パワーカラー体操パワーカラーストレッチにより適度な有酸素運動は十分に満たすことができます。

そして、パワーカラーブリージングで、瞑想の条件を満たし、マインドフルネス効果を高めることができます。
更に、色のイメージングや呼吸法による心身の癒し、自己治癒力・生命エネルギーの向上、細胞の活性化などの効果もあります。カラーパワーや呼吸に意識を向けることで、雑念を払い易くする効果もあります。

 

 また、精神的な効果として、より自分自身を知ることが可能になり、ストレッサーの根本的な原因を見つけ易くなり、改善策を導き易くなり、物事を肯定的に捉え易くなります。

 

 

 1人でも多くの方が、パワーカラーヒーリングをストレス対処法として活用し、若く美しく健康な身体の維持に役立てて頂けたら幸いです。

 

 ありがとうございました。